不毛地帯 第2巻 (新潮文庫 や 5-41)
山崎 豊子
新潮社 刊
発売日 2009-03
腐敗した軍部の幻を見た、戦後の経済戦争 2009-11-22
戦争で大きな傷を心に負った一人の男が、商社マンとして再度国防に立ち向かう。
しかしそこには、やはり利権と欲望にとらわれた魑魅魍魎たちの戦いがあった。
大本営で作戦を立案し、多くの兵を死地に追いやった果て、戦後再度国益に沿った生き方を目指した壱岐にとって、どういう意味を持った戦いだったのだろう。
真の国防、真の国益とは、人命を尊重した戦闘機選択であるという、当たり前の信念の前に立ちふさがるのは、国を己の欲望のために利用する、権力と言う妖怪ども。
自分が命を懸けて戦った国、11年間のシベリア抑留中に望郷の念をあふれさせた国とは、こういう国に成り果てていたのか?そう言う念の中での戦いだったに違いない。
また、勃発した中東戦争を利用した、企業同士の利益のむさぼりあい。
経済戦争とは、人道とはまた違う道を進まなければならないのか・・・・。
戦後の企業にも、腐敗した軍部の縮図が見えるような気がする
不毛地帯 第2巻 (新潮文庫 や 5-41) |山崎 豊子
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